WEB会議ブース「SOUND Q」とは?音響デザインにこだわったプロ仕様のワークスペースを詳しくご紹介

WEB会議ブース「SOUND Q」とは?

近年のIT技術の進化に伴い、オンラインでの打ち合わせやワークを行う機会が増えてきました。また、新型コロナの影響により在宅ワークや新しい働き方が浸透したため、家の中以外にもパーソナルなスペースが必要とされています。

しかし、ビジネスシーンで使用する際、気になるのが「音の問題」です。外の音がまったく聴こえないのは一見よさそうですが、実際に使うと閉塞感を感じることも少なくありません。とはいえ、外の音がそのまま聴こえるようでは仕事がはかどらないでしょう。したがって、ストレスフリーで使える音響デザインが必要となります。

今回は、高品質のWEB会議ブース「SOUND Q」をご提供している、「MOBILEPOD」代表の高橋祥行様にお話を伺いました。
音のプロフェッショナルが手がけた「SOUND Q」の特徴やメリット、導入の仕方などについて詳しくお聞きしていますので、ぜひご参考にしてください。

高橋祥行様

Spiralarts & Co. 高橋祥行様
1973年生まれ 富山県出身
2000年 GLASS STUDIO Spiralarts & Co.設立
ガラスペン、ジュエリー製作を経てオリジナル照明を手がける一方、
バンド活動や音楽イベントのオーガナイズなどもこなすマルチな才能にあふれたクリエイター。
また、照明計画の資格を生かし、内装業やデザインの仕事もこなす。
そのような中、趣味のギターをかき鳴らす際や野外イベントでの音の近隣への騒音問題などに悩まされたことをきっかけとし、他にも騒音対策に困っている方がいるのではないかと思い、良い防音ルームが無いかと探し回ったところ、海外の家具の展示会でガラスの防音ルームに出会い、日本仕様に改良製作し、新しいビジネスとして「Mobile Pod 」をスタート。テレワークや会議ブースとしてのニーズも高まり、今に至る。今後は照明や内装にもこだわった、アトリエやオフィスの提案、音楽スタジオなども展開していく予定。

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Mobile Podの特徴

ここでは、「SOUND Q」の特徴について詳しくお聞きしました。

Mobile Podの特徴

「SOUND Q」はどのような製品でしょうか?

「SOUND Q」とは強化ガラスでつくられた、透明な箱型のワークスペースです。丸みのある四角形に設計されており、スタイリッシュなデザインで人気を呼んでいます。防音扉や吸音材を制作するメーカーが開発しているので、特に音響性能に優れているのが特長です。

室内用と屋外用があり、ワークスペースを設置したい場所によって好きなタイプをお選びいただけます。屋外用はどんな場所にも置けますが、もちろん室内でも設置OKです。

室内用には「SOUND Q」、屋外用には「PICOLO」「MILO」があり、「SOUND Q」と「PICOLO」は豊富なサイズバリエーションの中から、お好きな大きさのものを選んでいただけます。ちなみに室内用ブースの「SOUND Q」は、S・M・L・XLの4サイズを提供中です。

商品についてはこちらの記事に詳しくご紹介しています。
▷SDGsを意識した個室ワークブース、Spiralarts & Co.のMobile Pod(モバイルポッド)が最先端すぎる

Mobile Pod取り扱いしたのはいつからでしょうか?

2年程前からです。きっかけとしては、ご近所への騒音対策です。私は音楽が趣味なのですが、夜間に楽器を演奏したときに、ご近所からクレームが来るという問題に直面しました。でも、音楽好きな人は、時間を気にせず好きな楽器に触れたいですよね。そこで、夜間でも音を気にせず演奏するための防音ルームにたどり着きました。

「Mobile Pod」のキャッチフレーズは、「聴こえない、聴かれない」というものですが、私自身、1年間使った感想としては、「周りに気を使わない、気を使わせない」ということを実感しています。

「SOUND Q」はどのような方が利用していますか?(納品実績)

大企業から中小企業、個人、楽器を演奏される方など、さまざまな方にご利用いただいております。

大企業ではオフィス内の大きな会議室の中に置いて、さらに細分化し「会議室」として使用されているケースもあります。

先日納品させていただいた青山のオフィスでは、社員間の打ち合わせの部屋として利用されています。この会社ではデザインの良さと優れた防音性で購入をされましたが、社員の方には騒音のないVIPルーム的なワークスペースとして「使うのが楽しい」と喜んでいただいております

また、シェアオフィスでは、テレワークスペースやオンラインでの打ち合わせ会議などでご利用されることが多いようです。オンラインで打ち合わせをするときは、外の雑音を拾わずに話ができるので、余計な気を遣わずに業務に集中できるので、効率が上がり、聞き間違いなどによるミスなどが減っているともお聞きしています。

音楽関係者の方には、ライブ配信をするときの録音スタジオや練習場所としてご利用いただいております。ちょうどいいバランスで音が反響するので、クオリティの高い演奏や録音が出来るでしょう。

Mobile Podがもたらすメリット

Mobile Podを利用すると得られるメリットについて、具体的にお伺いしました。

Mobile Podがもたらすメリット

おすすめするポイントを3つ教えてください

「SOUND Q」をおすすめするおもなポイントは3つあります。

Point1「高いデザイン性」
第1のポイントは、「デザインと機能性が良い」という点です。ブースは角がない丸みのあるフォルムで美しい曲線を描いています。また前面ガラスなので狭い場所に置いても圧迫感があまりありません。「SOUND Q」は10mmある防音ガラスを2面に採用。吸音材とガラスが最適な比率で製作されており、開放感のある心地よい響きが魅力的です。カラーバリエーションも豊富で、「SOUND Q」は8つのカラーから選べます。またオリジナル家具もブースに合わせてデザインしているので、よくマッチしています。

Point2「優れた音響設計」
第2のポイントは、「吸音・遮音・防振性に優れている」という点です。「SOUND Q」の内装には吸音性のある優れたモジュラーフェルトを採用しています。また防湿性、防カビ性があり、清掃とメンテナンスにも手間がかかりません。また「SOUND Q」の底部のパネルには、音声、楽器、足音などから発生する振動を低減させる独自のダンピングパッドが装備され、吸音、防音、防振の最適な比率を保っています。

Point3 環境と人体に優しい設計

「SOUND Q」に使用する需要な防音材には、リサイクルされた人畜無害の炭素プラスチッ材料を50%以上使用しており、すべての材料に置いてもホルムアルデヒドはゼロです。
環境や人体にも安心であることを、「SOUND Q」は最優先しています。

Mobile Podの設備/機能

設備や機能についてもお伺いしました。

Mobile Podの設備/機能

消防法の対応について

消防法には対応しているモデルと非対応のモデルがあり、お好きなタイプをお選びいただけます。(※個人仕様の場合は消防法をクリアする必要はございません)

消防法対応としては内張には吸音効果も高いイストフロン( ISTFLON: 不燃クロス )を使用しており、従来の不燃クロスにはない高級感に加え、高い施工耐久性を実現しました。
独自の複合技術により開発された不燃性カラー糸を風合い豊かに織り上げた、他にはない不燃素材のファブリックです。
また、天井には簡易スプリンクラーを取り付けます。

スプリンクラーは温度感知部が一体になった高性能ノズルを採用。
温度の上昇を感知すると特殊ヒューズメタルが溶けて、すばやく薬液が放出されます。薬液には独自の、高性能かつ安全性の高い≪第3種浸潤剤等入り水≫を採用しています。

防音について

防音性にも優れています。
「SOUND Q」の設計工程では、INSUL MARSHALL ACOUSTICなどの音響シミュレーションソファウェアを駆使しているため、最適な音響性能を繰り返し再生できます。 設計値はRw + Ctr30dB(+ -5dB)およびRT 0.25s(+ -0.1s)です。消音しすぎないことにも留意しています。平均30dB (+-5dB) デシベル程度に制御する設計をしているため、外に音は漏れますが、非常時のアナウンスは聞こえる程度に、バランスよく音の量を消音するようにデザインされています。また、外の音が一切シャットアウトされる室内にいると閉塞感を感じ、外界から隔離されているような気がするため、心地よいとは言えません。しかし、「SOUND Q」ならば絶妙なバランスで遮音することが可能です。ストレスフリーでお使いいただけるように、音響や使い心地をしっかりデザインしています。

換気について

換気について

新型コロナの感染拡大の懸念が消えない昨今ですが、換気についても問題はありません。
「SOUND Q」は3分間で空気が全て入れ替わるシステムになっていて、空気循環を確保しつつ壁の構造を迷路のようにすることで消音しながら排気をしていきます。音も静かなので快適に仕事に集中できるのがメリットです。

新しい空気が入るイメージとしては、「外の空気を天井から中に押し込む」という図を思い浮かべてください。したがって、ブースの外が涼しいときにはブースの内部も涼しくなるので、快適にご利用いただけます。

なお、ブース内の換気と照明は連動していて、人が入ると自動で作動するシステムです。人感センサーが照明や換気機能の調整を行ってくれるので、余計な手間がかかりません。

価格について

価格は高性能な本格モデルに関わらず、比較的お求めやすく設定しています。
消防対応モデルと非対応モデルでは、対応モデルのほうがオプションが多いため、価格は非対応モデルより30万円前後ほど高めになります。また、部屋の大きさにも比例して価格は上がっていきます。

ご参考までに、「SOUND Q」の家具付きの例をご紹介させていただきます。メーカー保証期間は1年間です。

「SOUND Q」の家具付きの例
モデル 価格(税抜)
Sサイズ(1名様用) 消防非対応モデル  950,000円
消防対応モデル  1,250,000円
Mサイズ(2名様用) 消防非対応モデル 1,460,000円
消防対応モデル  1,720,000円
Lサイズ(4名様用) 消防非対応モデル 1,870,000円
消防対応モデル  2,240,000円
XLサイズ(6名様用) 消防非対応モデル 2,380,000円
消防対応モデル  2,680,000円

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耐用年数について

耐用年数は30年以上と、長期間にわたってご利用いただくことが可能です。
製品は100%環境に優しい素材を使用し、ホルムアルデヒドの排出はありません。 健康へのリスクもないので安心してお使いいただけます。

レンタルはしていますか?

現時点ではレンタルはしておりませんが、今後は検討していきます。

Mobile Podの導入方法

「SOUND Q」の導入の仕方も具体的にお伺いしました。

「SOUND Q」の導入の仕方

導入方法について

「SOUND Q」の導入方法は以下のような手順です。

  • 1.問い合わせ
  • 2.ヒアリングをしてお見積りを出し・打ち合わせ現場確認
  • 3.ご契約・発注 ※受注発注 45日前後
  • 4.設置日を確定
  • 5.搬入経路、現場確認
  • 6.取り付け前日までに部材を搬送
  • 7.組立1台あたり約6時間
  • 8.管轄消防署へ基準の特例と必要証明書を提出※サポートあり(ご自宅での仕様であれば消防申請は必要ありません。)
  • 9.消防許可確認して使用開始

まずは、弊社のホームページで製品に関するお問い合わせをしてください。弊社の担当者がお客様にヒアリングさせていただき、お客様の条件に合ったモデルをご提案いたします。
製品をお選びいただいたらお見積もりをご提出して、現場確認など打ち合わせに入ります。

ご契約が成立してから発注・生産するというシステムのため、設置するまでにかかる日数は45日程度です。設置日が確定したら搬入経路や設置場所を確認します。

設置にかかる時間は6時間程度で、組み立て前日までに配送業者に部材を運んで頂きます。

組み立てが完了したら納品完了となり、消防対応モデルの場合は管轄消防署へ「基準の特例と必要証明書」を提出します。こちらの書類は弊社がフルサポートしますのでご安心ください。消防署の許可が下りたら使用開始となります。

アフターメンテナンスについて

アフターメンテナンス体制も整っております。
メーカー保証は1年ですが、ご利用中に不具合が発生した時には、メーカーが対応しますので安心して導入していただけます。

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ー ウェブ会議ブース最前線 ー

近年ではさまざまなメーカーがWEB会議ブースを提供しており、低価格を売りにしている製品も少なくありません。しかし、エンドユーザーが一番気になるのは、何と言っても「音の問題」と、ブース内での居心地の良さです。「SOUND Q」は「高品質・高機能」のWEB会議ブースなので、使っている人も周囲の人も双方がストレスフリーで使えるのが大きな魅力です。デザイン性や機能性が高く、価格以上のメリットがある製品といえるでしょう。

個室型であり換気性も優れているので、アフターコロナの働き方にも適しています。品質の高い音響デザインを求められる方には、音のプロフェッショナルがつくりあげた、こだわりのWEB会議ブース「SOUND Q」をおすすめします。

「高品質・高機能」のWEB会議ブース「SOUND Q」にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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